雑感

設計とは別に思ったこと

ヨガ・・・               20210722

 

 今日から4連休らしい。

 我家のカレンダーは普通の色だけれど、ニュースなどで気付いた。もともと小さな建設現場は日曜日しか休まないし、彼らが休息をとっても僕とは直接かかわりがないから、個人設計事務所には曜日が無くなる。・・・でも少しうれしい。

 

 体重の高止まりは放置できず、お酒以外の糖質は避けようとか、それ以外でも多く食べないようにしようと考えていた。

 少々散歩してもエネルギー消費には結びつかないことは学習していたけれど、先日工事関係者と現場で立ち話していたとき、毎朝・夕、片道5㎞を通勤で歩いていると聞いて、その思いが確信に変わった。

 僕に勝るお腹を誇示しながら、減量は難しいですね、と言ったのだ。

 

 半月あまり前、僕はある標語を思いついた。

「スクワざる者、食うべからず」(スクワらざる者、とすべきか悩んだのは別の話 笑)

 

 それは、毎食前後どちらかで軽いスクワットを15回するもので、3日坊主よりはだいぶ続いたけれどあまり楽しくない。そんな時テレビで目にしたのが(テレビばっかり見ている 笑)椅子にゆっくり座ることと、階段をゆっくり降りるエクササイズ。高齢者向けではないかと思ったものの、やってみるとけっこうキツイ。

 幸い仕事場が地下なので時折実践することにした。

 そして編み出したのが、朝、ベッドに横になったまま足や手を動かすストレッチ兼筋肉刺激策。これは、ベッドに横になっているので鍛える感がないのが良い。目が覚めてぐずぐずしている延長なのも好感が持てる。

 

 自分の体重を負荷にして静かに動くところは、さきほどの高齢者向けゆっくり運動にヒントがあるけれど、これはヨガや太極拳に通じるのではないか、と思った。

 まだ1週間だけれど、笑いを取りたいのか、という前屈が体の硬い無精者くらいに移って来た気がする。

 

 僕の目標は好きなものを存分に食べて元気で、肥満していない人。

 個人開発ヨガが続くかは、近い将来の報告。

立場主義                20210721

 

 少し前に、新聞だったかインターネットだったか読んだときに「立場主義」という考えを説いている記事を読んで、大いに共感した。

 これまで立場主義という概念を持たなかったけれど、「どうしてこの人はそのような体温の無い意見を開陳するのか?」 「この人はどこに身を寄せて話をしているのか?」 という疑問を年中抱えていた僕としては、まさに膝を打つ思いだった。

 

立場主義

例えば

※旭川でいじめを苦に自殺した生徒に関して、記者会見をしている    

 教育委員会責任者の表情(クレーマーと見て蔑むような目つき)

 経緯を知りながら口をつぐむ教員

※野球部と関係ないところでコロナ陽性者が出たからと甲子園地区  

 大会を棄権すると発想する指導者・高野連関係者

※政権を取る能力ばかりか、意欲さえないいくつかの野党組織

※毎回だらしなくぞろぞろ歩くネガティブデモが好きな人々

※任命責任について謝罪しても、自分たちで選んでいないと言い訳

 するオリンピック推進責任者

 

生命の存在意義は自らの快楽・治癒を欲することだと思うのに、その上位に立場があるのか??

 

 椅子に座って、ただきれいごとを僕は言おうとしているかも知れないし、上に記した件も当事者にどのくらプレッシャーがあるかわからないので、簡単に非難するのは間違っていると思う。

 ・・・のだけれど、どうしても違和感はある。

 

 いろいろ事情があるとしても、教育に携わるひとの究極の目的は児童・生徒を育み、導くことだと想像するし、

 世界のアスリートを招くならば、その責任と意義をどのように担保して実現するのか、本来は日本全体がエネルギーを集中して何とか達成できることだと思う。

 

 なぜすぐに防御に走るのか。・・・それを説明してくれたのが立場主義だった。

 

 唱えたひとはちょっと変わっている様子で、僕が知らなかっただけで有名らしいけれど、そんなことはさておいて、立場から離れられる人がどのくらい現れるかが、日本や世界の幸福にとって大変重要なのだと思った。

日常                  20210719

 

 先週の火曜日、工事が進んでいる尼崎の現場に出かけた。

 コンテナを組み上げる日で、僕はさして役目がないのだけれど、

中国で製作したコンテナをこちらの建設会社が造った基礎に合わせたりするので、小さな不具合は発生する可能性がある。だから、設計者としては待機が必要なのだ。

 

 幸い、トラブルはなかったけれど、前泊して7時過ぎに集合して、午後5時まで8割り方立ちっぱなしだった。影もないまま。

 ときどき歩き回る日があるとしても、普段は座っている時間がほとんどだから、かなりこたえた。

 

 最近家の近所で長期間にわたる下水本管の耐震化工事があって、相当数のガードマンが配置されている。僕よりけっこう高齢の人も多くて、あらためて彼らの体力消耗を想像しながら、しかし僕よりはよほど頑丈そうなことに気付く。

 

 以前、友人の妹夫婦の家を設計させてもらったとき、コンセントの位置を高くしたいと要望があった。それは、百貨店の売り場に長く立ち続けたために腰痛があるからと聞いたけれど、ささやかな現場での一日でわかったとは言わないとしても、少し想像ができた。

 その二日後、西川口にお客さんを訪ねた帰りに家の近所できれいな空を見た。

 

 写真には写り切らなかったけれどすみれ色と藤色の境目が見たことのない色だった。

 この日は、最寄り駅で小さな書店に立ち寄って、右の小説を買い求めていた。

 

 直木賞受賞と帯が付いていたから手に取ったのだけれど、今まで触れなかった気配に惹かれるところもあった。

 

 読んでみると、女性の細やかなこころの働きが僕にはピンとこないらしくて

(言い訳をすると就寝前に少しづつ読んだので寝ぼけてもいたのだ 笑)それがかえって面白かった。

 事件が少しおきるものの、見える世界のなかでの物語。新鮮だった。

浦賀ドック                20210706

 

 ここのところ、日本人選手の活躍が目覚ましくてインターネット記事検索に忙しい。笑

 大谷選手の記事はあふれていて、ダルビッシュ、菊池雄星、前田健太投手も大活躍だ。

 

 モータースポーツでは世界ラリー選手権でTOYOTAが首位を快走していて、日本人ドライバーの勝田選手の表彰台もすごい。

 フォーミュラ1では今季限りの撤退を決めたHONDAが久しぶりにメルセデスを圧倒していて、まだルーキーながら角田選手にも期待が高まる。

 ゴルフでは松山選手がメジャー制覇を果たして笹生選手も続いた。スマイルシンデレラさんもいたし。ボクシングでは井上尚弥選手が王者への階段を上がっていて、将棋では藤井聡太さん、・・・多くの快進撃。とても高揚する。

 話は変わるけれど、今日、横須賀を打ち合わせで訪ねて「浦賀ドック」跡地を間近で見る機会を得た。

 

 横須賀市のホームページを見ると、2000年代初めに閉鎖されてこれから一般開放を進めていく様子だ。

 このドックはレンガ積の開放構造では国内に残された唯一のものらしくて歴史遺産として貴重らしい。ペリー来航の浦賀だし。(近くには砲台跡地も保存されている)

 

 正邪・善悪ではなくて、もちろん義務や選択でもなくて、近い過去をもう少し学ばねばと思った。それは、得てもよかったはずの大事な遺産が、ぽろぽろと手のひらから失われている感覚。その着想が、年齢によるところが多いとしても。

 

 何度か雑感で記したように、僕は音楽については知識が薄い。

 それを前提として、最近仕事中にYOUTUBEで聴くのは1番がバッハ、2番がマイルスデイビス、3番がバロック関連。

 

 似ている傾向のひとはわかってくれると思うけれど、好きだったり詳しかったりする曲は仕事の妨げになりやすい。

 

 そんな中で聴くことが増えたのがジャズトランぺッターのチェットベイカー(右上写真は東京ライブのものらしい)

 

 チェットベイカーは、僕の知る範囲では「角を立てない、走り過ぎないひと」

 

 40になる前に、「荒美さん、ジャズは何から聞き始めたら良いでしょう」という、わかるようなわからないような質問を受けたことがあった。今だったらマイルスデイビスとは言わず、チェットベイカーと答えただろうな。笑

瑞々しい季節               20210703

 

 しっかり梅雨に入った。

 最近続けて3回、大宮でこれから始まる現場に出かけて、いずれもが雨だった。現場と言っても、僕が担当するのはある家具店の新規店舗の付属施設なので小ぶりなものだ。

 それでも、諸々の手続きは大して変わらないので度々出かけるのだ。

 

 知っていたつもりでも驚くのは大宮の街の大きさ。

 丸の内と新宿副都心の中間のような密度が、僕には見慣れないスケール感で、いいなあ、と思う。

 

 春に大胆に枝を落とした庭の木々は、当初風通しが良すぎるくらいだったけれど、気付かない内に鬱蒼としてきた。

 ベランダに進入してきたヒメシャラの若葉と、長女に分けてもらって妻が楽しんでいるバジル。ピザがリッチになった。

 一方僕のサボテン。

 もう6年になるのにこのようす。買った時のぐい飲みのままなのがまずいのか?それでも、よく見ると生命感はある。

 

 今日は、植野食堂レシピで「チキンカレー」を作ってみた。

 香りはとても気に入ったものの、何か間違えたのか味はイマイチだった。

 いろいろなスパイスを使ったうえで、最後に市販ルーを使う所に多少の不安を覚えながらもプロならではと思っていたら、市販カレーになってしまった。もう一度挑戦してみよう。玉ねぎもすりおろすので、鶏肉以外は固形物がないのが僕の好みなのだ。

 

 クックパッドのレシピは、普通の人、手早くが主旨なので僕でも間違えることはなくてありがたい。サラダのドレッシングは良かった。(^^)

マトンカレー               20210623

 

 マトンまたはラムの匂いが「だめ!」という人は、妻もそうなのだけれど意外と多いようだ。僕はそこがよくわからなくて、食材は豚骨を筆頭に海鮮関係でもなんでも匂いはつきものだと思うから、マトンが特別なのがピンとこない。

 

 もちろん、嫌いなものを嫌うなとは思わないから尊重している。

 以前、骨付きラム肉を調理したときは、妻ばかりか家族が距離を取ったので僕はたくさん食べた。

 

 中国コンテナ工場の面々と火鍋を食べに行ったとき、「臭いものがあるけど食べるか?」と聞かれたので「食べてみる」と答えると、臭豆腐というものが出てきた。確かに臭いけれど僕はけっこう平気だったから食べ進めると、変なやつを見るような目であきれられた。少なくとも評価を上げはしなかった。

 

 くさや、ブルーチーズ、納豆、オイルサーディン、甲殻類、ニラ、ハンバーガー、玉子サンド、牛丼・・・。ちょっと振り返っても匂いが強くておいしいものは沢山ある。

 

 さて、前段が長くなったけれど、今日記したかったのは東横線祐天寺のカレー店「カーナ・ピーナ」のマトンカレー。

 僕は小さいころからカレーが好きで、外食の機会があれば迷わずにカレーを食べると言った。

 デパートの食堂はもちろん、当時少なかった町田のレストランでも、それに何か特別な感じのお出掛け外食でもカレーを曲げなかった。

 両親は折角だから他のものを食べたらと言ったけれど、まったく聞き入れようとしない様子に途中から諦めたようだった。

 そんな僕の転機。

 

 大学で始めたアルバイトは祐天寺にある設計事務所で、スタッフにくっついて行ったのがカーナピーナだった。

 いきなり衝撃が走ったというと大袈裟だけれど、何度か食べるうちにすっかり魅了されたマトンカレー。

 それは、歌謡曲やフォークソングを楽しんでいたときに、ロックやジャズが聞こえてきたようなものだった。

 

 最初から5年ほどは週に2~3回食べていたけれど、職場が変わってからはポツポツになって、長い時は5年以上を開けて。

 

 今日は祐天寺にお客さま企業を訪ねる予定があって、行かれるかと期待していた。僕よりはそれなりに先輩年齢の店主だから、「まだあるかな」という多少不安な気持ちを持っていたけれど、どこも変わるところなく、味も変わったようには思えずに、お客さんで賑わっていた。

 店主の寡黙さや、可愛いくても愛想を見せようとしない奥さん、二人ともそのままだった。白髪が増えたばかりで。

 

 夫婦二人きりで拡張もせず(建物の都合で一度だけ近場に移転した)客足が遠のくこともない40+α年。そのことがインドっぽい。

空港にて 村上龍             20210621

 

 「空港にて」は、2005年に文庫が出された村上龍さんの短編集だ。ずいぶん前に購入して、本箱の隅にあったのを引っ張り出した。(他の収録は「公園にて」「コンビニにて」・・など)

 いつものように初めて読むような(笑)気持で楽しんだ。

 ただ、最後に納められている「空港にて」以外は必ずしも読後感がさわやかではなくて、だから翌朝の夢はスッキリしなかった。

 

 アマゾンで口コミを見ると、否定的な評価も多いようで、その気持ちはわかる。

 それでも、読んでいる最中も飽きないし、しばらくするとその空気感が懐かしく思い出されるようで、気に入った一冊だ。

 僕は、若い時から「禅」というイメージに少し興味があって、それは研究しようという積極的なものではなくて心地よいBGMというレベルだったけれど、そうした世界観は過去と未来を頭から消し去って、今を見ようとするものだと理解している。

 

 極端に飛躍する例だけれど、一番充実していたころのアイルトン・セナが、「本当にレースに入り込むときは時速300㎞超の走行中に、塵のひとつひとつ、すべてが見える」と語ったという記事を複数読んだことがある。

 

 それはセナの類稀な集中力やそれを支える神がかった能力を示すものだろうから、一般人が共有するのは無理がある。

 それでも、時間、今、という概念への示唆に富んでいると思う。

 

 セナの境地に達することは想像外だとしても、自分なりに「今」を過ごそうとするなら、「空港にて」は、ささやかに一例を提示してくれていると思った。

 今日は雨かと思っていたのに、青空だったので近所に散歩に出ると、梅雨の晴れ間のせいかいろんな雲が見られた。やっぱり今年も夏がくるぞー。

植野食堂レシピ               20210619

 

 ときどきタイミングが合うと植野食堂という番組を見る。

 最近では、自宅の庭でできるキャンプフレンチ、というようなタイトルで、植野さんと親しいらしいフレンチシェフが「鍋ひとつ、スーパーマーケットで買える食材の料理」を3種類披露していた。

 

 本当に簡単そうに作っていたので、インターネットで検索したのに、まだ時間が浅いせいか写真はあってもレシピは未掲載だった。

 そこで、過去に遡ってこれにしようと決めたのが、「五目うま煮」

 中華丼にしようと始めたけれど、妻が堅焼きそばにすると言い、そうすればマスタードで食べられると思ったので同調した。

 さすがに一皿では寂しいので隣に何を置こうかと考えても、スープくらいしか思いつかないので、杏仁豆腐にすることにした。

 こちらはクックパッドで検索して、最も簡単なものを選んだ。

 

 なるべくレシピに忠実であろうと、(逸脱する知識もないし)したけれど、袋筍はキクラゲに替えて、人参や筍の油通しはレンジなどを使った。エビや豚バラの下茹ではその通りに。

 

 出来上がって食べてみたら、自分で作ったことを差し引いても美味しくて感激した。

 

 大谷選手も2本ホームランを打ったし幸せな土曜日。