雑感
設計とは別に思ったこと
おいしかった 20250615
備蓄米はまだ近所では見かけない。
先日購入した、有名どころの米を食べてみたらおいしかった。最初は過度に期待したせいか、「ふーん」というあいまいな感想だったけれど、何度か食べるうちにやっぱりおいしいという結論にたどり着いた。
以前、米作農家が自分のために作ったお米を、親族が譲り受けておすそ分けしてくれたので食べたことがあった。
それは茨城県産で特に有名銘柄ではなかったのに、ひとくちで目を見開くくらい感激した。その記憶がまだあったので過度に期待したのだ。
そのお米を作った農家の話は聞けなかったものの、農業を営む奥さんの実家に入った知人の言葉では、「出荷する米と自宅用はまったく違うものだ」ということだった。一般的にどうかは知らないけれど。

今日、日曜日、購入したお米を急遽おにぎりにして近くの公園に出かけた。
味覚に特別な自信を持ち得ないものとしては、期待より米の粒が少し小さい印象があるなかで、しかし透明感がある感じ。雑味が無いというよりもう少し積極的に爽やかで。
雨上がりで多少蒸し暑くはあっても、屋外の解放感が影響しているかも知れない。
TVニュースでは、コメンテーターなどが備蓄米が少しも劣らないと話している割に、アンケートで一般消費者は多少気になると答えた人が過半だったとあった。それでもまた食べたいと答えているそうなので、好感は持たれているのだろう。やっぱり早く食べてみたい。
公園からすぐに帰るのはもったいないので、車で小一時間の「宮ケ瀬ダム」に行ってみた。ダムの上部からエレベーターで120メートル降りることができて、子供が小さい時はこの下部には来なかったので新しい体験になった。エレベーター降り場から外部までの地下道は気温15度で、その寒さに華厳の滝のエレベーターを思い出した。(だいぶ違うけれど)
どのくらいのコンクリートを要したのか知りたくてネットで調べてみると、ランドマークタワーの容積に匹敵していて200万立方m(日本一)らしいから、5トン積トラックで100万台か・・・。わかったようなわからないような。
貯水量でみると2億トン弱で、黒部ダムに肉薄している。日本で23位(黒部ダム21位)。ちなみに2位は奥只見ダムで、新潟県魚沼市の上流にあるらしい。つながった・・・笑。
備蓄米放出 20250611
米の高騰と政府備蓄米放出について、テレビやネット、それに新聞紙上でにぎやかだ。
いろいろな意見があって何が本筋なのかわからないけれど、主食について何も知らなかったことを少し反省しながら、機会を得られてよかったなあと思う。

少し前に我が家の備蓄米が尽きたので、この際と思って玄米を買ってみた。ほんとうは玄米と少し違った名称だったけれど、多分似たようなものだ。
それは、カレーではおいしく食べられたものの、ご飯茶碗から食べるには頑張っている感がつきまとうものだった。
そこで通常の白米を買うことにしたのだけれど、テレビで盛んに古米がおいしいとかそうでないとか話題になっているのを見て比較したくなった。
ファミリーマートにせよスーパーマーケットにせよ、備蓄米は当分回って来そうにないから、とりあえず特においしいとされる米を買ってみた。
写真は税抜きで2480円だったから周りのものより高めだけれど、100円から数百円の違いだろうか。放出米の倍だから、まだ食べていないけれど楽しみだ。
世間の耳目が集まることは、騒々しい反面収穫も大きい。
話が飛ぶけれど、トランプ大統領によって世界が身近になった気がするし、コメを取り巻く環境同様、自分の思い込みに気づくチャンスになる。
一例は、ハーバード大から中国人留学生を追放しようという主張で、それはあまりに荒唐無稽に思えたけれど、やがて中国の意図にも関心が向くようになった。きっと聖域などは無くて、それを鎧にしたい人がいるだけなのだ。
そういえば、日本学術会議はどうなるのだろう。こちらももっとわかりやすく展開してほしい。
午前6時 20250608

先日記した荒美Bは、普段に比べて活動量が増す。
もう一点の変化はコーヒーなどの飲料が増えることだ。
就寝の時間はだいたい24時で変わらないものの、朝は6時に活動を始めるようになった。(朝食の前)
普段が8時で睡眠が少し足りなくなる分は、昼食後に眠たくなったりするのをウトウトしてやり過ごしている。まるで「じいさん」そのものじゃないか、とも思うけれど、自分以外から見ればそうなのだろうし、自然体が好ましいということにする。
コーヒーを習慣的に飲むようになったのはずいぶん久しぶりで、これまでのBの時は無かった傾向だ。ペットボトルが常に身の回りにある、という状況の前は、のどが渇くたびにコーヒーメーカーからカップに補充して、タバコに火をつけていたのだった。
ああ、懐かしい。タバコは吸わなくなった今も大好きで恋しい。
活動量が増すことの副産物は、ルーティーンの間に別の行動が生じることで、昨日はオーケストラのチューニングの音が世界どこでもA(ラ)の音で、それが440Hzだと覚えた。
ソフトクリーム 20250606
ここしばらく、飲酒を控えて「荒美B」になっている。
(毎日酒を楽しんでいる普段の生活と違ってくるので、B )
Bは、健康を気にしてのもので、願わくば減量にもなるとよいのだけれど、お酒を口にしない分、他の、甘いものさえ摂取するのでなかなか効果が表れにくいのが残念だ。心がけ次第とはいえ。

一昨日、ガソリンを入れに行った時に気持ちよく晴れていたので天気予報を調べると、翌日(昨日)は一日快晴と予報されていた。
そこで急きょ車で出かけることにした。行き先は迷ったうえ箱根。
左の写真は東名を御殿場に向かう途中、「鮎沢」という地名に惹かれて寄ったPA。
箱根の昼食は混みあうだろうというのを理由にして、ソフトクリームを食べる。

彫刻の森美術館では、時間に制約がなかったからゆっくりとみて回ることができた。
昼食は芦ノ湖にしようかと話していたので、そこまでエネルギーを持たせようとまたソフトクリーム。小さな敗北感と大きなうれしさ。
下に並べる写真のように、彫刻の森美術館は空いていて、遠足の子供たちがとても楽しそうだったので見ているこちらもうれしくなる。
芦ノ湖に着いて畔に降りてみると、とても静かで木漏れ陽と吹き通る風が心地よかった。そんな陳腐な感想にも馴染める初夏の一日。
後ろから2番目の写真で、遠く遊覧船の奥に富士山が見える。
東名高速からは頂上近くの雪と岩肌がくっきり見えたのに、ここでは湿度のせいか霞みがちだったけれど満足。
角瓶のCM 20250604
サントリー「角瓶」のCMが好きだった。
陽射しが明るい、きっと高層ビル上階のバーの一場面で、客の男性がカウンター内の女性(井川揺さん)に無声で「待ってます」と告げるものだ。
その俳優さん達に清潔感があるので爽やかなのだけれど、その二人の奥にひとり座る男性が、すごい場面を目撃したとばかりに勝手に照れてしまう演技が秀逸なのだ。
それなのに、昨日見たCMでは照れている男性が居ないバージョンになっていた。
ネットニュースを開いて、その消えた俳優が田中圭さんで不倫報道のために削除されたという記事に行き当たった。
ああ、永野芽衣さんが大河ドラマを降板したというのがこれか、と理解した。いいコマーシャルだったのに残念だ。
僕は「不倫」と騒ぐ報道に昔から抵抗がある。その被害者は夫婦のもうひとりか拡大しても家族であって、他人がとやかく言わなくてもいいのにと。
まあこんなことをあえて言えば何か反感を買いそうだけれど、今の社会はあまりにも自己規制が過ぎるように思える。もっと元気な社会であってほしいと感じている人だって少なくないだろう。笑
海を見に行く 20250602

椎名誠氏の著作は膨大なので、僕はそのほんの一部を読んだだけだけれど、とても楽しんでいる。
多くはエッセイで、エスキモーや遊牧民と暮らしたり、パタゴニアの地の果てのような景色を好んで出かけたりしている。
以前、新宿西口の新青梅街道に近い居酒屋で隣のテーブルに氏を発見した。その時の、おおぜいの仲間が入れ替わり現れては「ガハハハハッ」と大声で笑っていた姿が記憶に定着している。
だからエッセイを読んでいてもその笑い声が聞こえてくるようで、何か親近感のような、懐かしさのようなものが湧いてくる。
あれだけエネルギーに満ちている人でも、あるいはとても繊細だからか(不眠症なくらい)、還暦を大きく超えてからは少し弱気な文章も見られる。
それでもモンゴルに出かけていた奥さまとロンドンで待ち合わせして、そこにニューヨークから長女が追ってきたり、南極圏に息子「岳」を呼んだりしているのだから、そのスケール感は尋常ではない。それらが、新居の仕事部屋から見える向かいのアパートの窓と同じように語られるのだ。
この「海を見に行く」は、1985年に自ら出版したものを2010年に文庫化したらしくて、高校生のころから壮年に差し掛かるまでの、海との邂逅が写真とともに編まれている。あとがきに、ずっとまとめたかった本だった、とある。
「さよなら海の女たち」という別の本が僕は大好きで、その中に出てくる大学生時代に3か月ほどつきあった女性がここにも居た。あるいは同じエッセイかも知れない。
氏には世界中あちこちの漁港に友だちがいて、なかでも日本の漁師やその家族の話はとても面白い。
今回読んでいて、その風景が八丈島ではないかと思ったら、やはり地名が出てきた。
3月に出かけたけれど、景色以外は同じ島とは思えないほど濃厚な空気が漂っている。

その空気を作り出しているひとりが「カズ」と呼ばれる漁師で、さっきアマゾンでその著書を注文してしまった。
そのカズさんは大酒を飲んで荒れたことがあって、なんとか自宅に送り届けた際に奥さんから「そこら辺に捨てておいて」と言われたことが面白おかしく書かれている。おお。
椎名さんは本を通してその生活や人生の大きさが迫ってくるけれど、椎名さんを知らなければ気付けないところに、負けないくらいデカい人生があるのだなと思った。
数日で本が置き配されるだろう。とても楽しみだ。
さあ 行こう 20250527
メジャーリーグで活躍する大谷選手のファンはどのくらいの数になるのだろう。僕も大ファンだ。
胸のすくような打球に驚かされることしばしばのなかで、一番印象に残っているのは、ワールドベースボールクラシックの決勝戦の直前に、ロッカーで大谷選手が発した掛け声の「さあ 行こう」だ。気負いもなく、鼓舞するでもなく、とても自然に呼びかけた。
きっと、大谷選手には、行った先の景色や匂いがわかるのだろうな、と直感した。
自分自身としては、実践できずにもやもやすることばかりだけれど、さあ 行こう こそが目標だ。
普通は緊張にすくみ、あるいはプレッシャーに押しつぶされそうなものなのに、「さあ 行こう」・・・。
「そうだよな、他に何がある?」と感激したのだった。
小泉新農相が張り切っている。
それをしたり顔で批判したり揶揄するのは、出来ない理由を探す生活を送る人で、そんなことは寝そべってでもできる。
妻と話したのは、火事の現場で「ホースが細いからこれでは火が消せそうにない」とぶつぶつ言っている消防士のようなものだ、ということ。
実際にはそんな消防士はひとりもいないので、建築検査官や評論家は嫌いでも消防士は応援したくなる。
「さあ (一緒に)行こう」 いい響きだなあ。「レッツ ゴー」の和訳だったとしても、こんなに勇気づけられる掛け声はない。
自慢できるカレー 20250525
今晩のカレーはとてもおいしくできて気に入った。
先月長崎旅行したとき、波佐見焼のギャラリーのような店に立ち寄ってお皿を買った。
畑の中に現代的納屋のように建っていて、カフェも併設されているようなところ。
有田や伊万里に比べると手軽な日常使いを意識しているようで、カラフルなものも多い中、これはカレーにぴったりだと思うものを選んだ。

今日のカレーは牛肉ブロックとほうれん草を使う、インドレシピを参考にしたもの。
よく知らない香草を炒るとあったけれど、手に入らないのでセロリの葉を使う。
青唐辛子を細かく刻んで一緒に火にかけると思わず咳き込んだものの、結果的には香りに奥行きがでておいしかった。
ほうれん草は徹底的に茹でたあと、包丁でたたきまくってペーストにする。ミキサーは滅多に使わない。
普段はクローブ命でも、今日はカルダモンホールを優先したら同じくらい好きになった。夜7時までかかったので、自然光で撮るには暗くてピントが合わないのが残念。

「昼にしよう」と妻の声が聞こえたので行ってみると、合羽橋で買ったどんぶりのラーメンがあった。僕はこの極太メンマが好物。
いろいろ食品が進化するなか生ラーメンも例外ではなくて、手を加えると店で食べているよう。全然これは似ていないけれど、遠出散歩の先に、「たつや」というおいしい博多ラーメン店がある。
5月はGWもあったから何度か夕食を作った。
豆料理、揚げないとんかつ、黒酢酢豚、南瓜のスープ。それぞれ要領の悪さもあって手間取ったけれど、特にスープには時間がかかった。それでも作ると格別だし、1/f の揺らぎが楽しい。
新宿アルタ前 と、 20250520
新宿で用事を済ませてアルタの様子を見に行った。
事務所登録更新申請に出かけたもので、オンラインで可能と知っていたけれど、ガンジーのカレーを食べたくてわざわざ電車に乗った。すっかり満足して少し新宿を観察してみる。

左写真の右側がアルタで、屋上の囲い兼看板が解体されていた。
ネット検索では次の建物が未定らしいけれど、超一等地なので期待が高まる。
僕はアルタの店舗に縁がなかったから入ったのは2度ほどだった。
新しい建物は、外がよく見えるようにしてほしいものの、商業施設では難しいか。
目を転じると、一時期有名になった広告ディスプレイにカメラを向ける人が多かった。
左から2番目は紀伊国屋書店で、上野の文化会館の設計も手掛けた前川國男氏の設計だ。コルビュジェの愛弟子で、自身の事務所から丹下健三が巣立っている。前川氏の自邸は、小金井の「東京たてもの園」に移築されていて、自由に見学ができる。超おすすめ。
高野フルーツパーラーは低層部が改修中だった。隣の中村屋(写真には写っていない)はカレーも有名で、僕の若い頃は最上階にワールドレストランという楽しい場所があったけれど、TAKANOは気恥ずかしくてあまり入ったことがない。
右端は西口ロータリー側の遠景で、少し前に都庁に行ったとき、あまりの工事規模に驚いた。
転じて家のそばの散歩
先週の月曜日、40分ほどの散歩に出たつもりが1万4千歩歩くはめになった。10㎞にはならないとしても、近い距離だろう。
その数日前に家に向かって左折した道を、なんとなくのイメージで直進したら、広大な学校法人玉川学園の外側を一回りすることになったのだ。
途中で鳴き声がしたので探してみると、珍しく鳥を発見できた。家のまわりでよく鳴いているもので、声がとても大きくて話し続けるように複雑かつ長いさえずりが特徴だ。
妻の検索によれば、中国・東南アジアからの「特定外来種」らしい。
別の日、散歩の途中で仕事仲間からの電話があって、「大丈夫ですか?」と聞かれたので「なぜ?」と聞き返すとカラスが目の前にいるのではないかと。そういえば、静かな住宅地と雑木林の間を歩いているのだった。「カラスを肩にのせているかのよう」という指摘に笑って、どうせならたくさんいる「うぐいす」が優雅そうで良かったのに・・・と思ったのだった。
この日の散歩は疲れたけれど、通ったことのない農道や、60年間気付かなかった小さな踏切(この線路は学校法人敷地内を貫通している小田急線)を発見したのが収穫だ。
新宿から40分かかるとはいえ、まあ何という違いか。(誇らしく)
フレッシュトマトパスタ 20250510
夕食をスパゲッティにしようと思って、カルボナーラが続いているからもう少しドライな感じにしようと思った。
ボンゴレは面倒な気がするし、にんにくと塩コショウだけのパスタはマニアック過ぎる。
最近、ようやくトマトの値段が落ち着いてきたので、トマトだけのスパゲッティもいいかと思って、「フレッシュトマトパスタ」と検索した。
ヒットするという期待は薄かったけれど、その名称は一般的らしくて多くのレシピを参考にできた。

感激したのは「フレッシュトマト」という語感で、それだけでおいしそうな気がした。
作り方はいたって簡単で、僕のような人に説明するならば、オリーブ油ににんにくの香りを移して(チューブでもいいし刻んでもいい、ただ炒めるだけ)、スパゲッティの表記茹で時間より1~2分短めにして、あとは和えるだけ。
ベーコンをにんにくの後に炒めておくともっとおいしくなるかな。
イタリア人は家族の時間を大切にするらしいけれど、時間の限られた東京でこそイタリア人の省エネに学ぶこともできるだろう。これはそういうパスタなのだ。

長崎旅行での「佐世保バーガー」では、嚙みついた後の写真が気に入っていたけれど、ちょっと控えた。
でも今回は、とてもおいしそうなので露出する。
箸やスプーンで食べるのもよいけれど、かぶりつく快感も捨てがたい。
江の島2025 20250507
一昨日のこどもの日、妻は友人と出かけたので僕はポッカリ空いた。
運動不足もあるから家でのんびりとは思えずに、どうしようか、と考えた。候補は
江ノ島
青梅小澤酒造
三浦漁港
横浜大さん橋
で、迷っているうちに町田駅を藤沢方面に出発してしまったので
江の島に決定。ちょうど相模大野駅でロマンスカーも来たし。
GWはどこも賑わって、ところによっては行列もすごいとテレビで見ていたけれど、江の島はもう少しローカルだろうと思っていた。

そうしたら、すごい人出。
数年前に、高校友人と37°の酷暑で定例会を敢行して、昨年は妻と7
°の冬に歩いたから、今回の気温22
°は丁度中間点だ。
これまでは、そうとう混んでいても、麓の「貝作」には座れたのにそれも叶わず。
僕は一人だから、カップルや家族連れの歩行スピードにストレスを感じるけれど、それはこちらが異端だと自覚して観察に回る。
実際一人で来ていそうなのはちらほら。

驚いたのは「岩屋洞窟」のための行列。左写真に見える。たぶん1時間かそれ以上かかるだろう。
僕がいくつかの候補地を思い浮かべながら町田駅を通りこしたのは、階段を上り下りしたいという気持ちがあったからだ。
だから、「江スカー」(登りのみのエスカレーター:400円くらい)も使わずに、登っていった。(普通はみな使わない 笑)調子に乗って灯台も歩いて登ろうと思っていたら、待ち時間が30分以上とのこと。それならと見送る。
僕たちが混んでいないときに目指すのは、灯台を通り過ぎて海に向かった先の食堂「魚見亭」、「富士見亭」だ。
たいていはそこで海鮮丼や何かを頼んで、僕の好きなイカの姿焼きでビール。そうした意味で、岩場に降りようと思ったり、実行したのは子供たちが小学生のころ以来なかった。

写真はよその家族だけれど、横顔だからいいかな。
問題は高低差で、ひとつ前の写真でなんとなく感じてほしいけれど、40mほどの高さ。それが一続きの階段で逃げ場がない。(;^ω^)
降りるのは問題ないとして、休まずに登り切れるか・・・(明らかにおばあさんも居るけれど)
多少太ももがワナワナしても、どうにかなると小さな自信になった。ベビーカーを抱えるお父さんに感激しながら。
いろいろな人や家族、グループを見たのが楽しかった。
ありきたりだけれど、みんな人生を背負って懸命だ。(^.^)
最近の夕食支度 20250504

今晩は昔ながらのカレーを作った。長崎で求めた波佐見焼のお皿にこれが馴染むと思ったから。
ラードに大好きなクローブやクミンで香りづけして、玉ねぎを炒めてルーに仕立てていく作り方。
いつもと違うのは、福神漬けがあること。長いこと敬遠していたけれど、大好きなカレー店「ガンジー」で添えられているのを見て態度変更した。
だからジャガイモと人参もいれて。
上の写真は左からアヒージョの油を使ったスパゲッティ、皿うどん、白菜のスープ。おいしそうに見える写真になったと思ったので並べた。洋・中・和だし。(超簡単料理とはいえ、バリエーションは少し広がった)

この写真は屋上ランチ。
GW前に旅行したので、自宅に居ながらも少し目先の変わったことをしようと。
写真には写っていないけれど、日除けのパラソルは30年近く前に購入したもので、使用頻度が高くないとはいえその丈夫さがありがたい。
テーブルやいすは紫外線にさらされるので買い替えが必要だけれど。
その他、作ってみたものを並べてみよう。
キーマカレー、まぐろ山かけ、屋上、クックドゥ四川回鍋肉。
冷凍食品は素晴らしくおいしくなっているし、デリバリーや宅配献立も充実していると僕でも知っている。
それでも自分たちで作ったものが一番。(^.^)
長崎2 20250430

長崎では、天主堂・グラバー邸・出島を訪れることにして、中日はレンタカーで九十九島に向かった。
僕は瀬戸内の島が連続する風景がとても好きで、天草にも似ているところがあるとガイドブックなどで読んでいた。
その天草の気配漂う九十九島は、瀬戸内と比べると島は小ぶりで、やや松島に似ているだろうか。
実際に観光船に乗ると、素晴らしい眺めで楽しかった。
九十九島と名付けられているけれど、実際は200を超える島があって、人が住んでいるのはそのうちのいくつからしい。
芦ノ湖の海賊船のような船舶で、「まあそうだろうな」くらいの気持ちだったのが、高いところに上がれるので迫力があって楽しい。
写真は左から長崎駅・市電(松山や函館に似ている)・グラバー邸3点・九十九島・波佐見焼工房。
長崎駅から九十九島は70㎞程度で、せっかくだからその先の伊万里焼か有田焼の店を訪ねようかと話した後、日常使いがしやすそうな波佐見焼に落ち着いた。中程度の大きさの丸皿で気に入ったものがあったから、二つ購入した。

着いて昼、まずはちゃんぽんを食べなくてはと新地中華街に市電で向かった。
横浜の中華街をイメージすると、その何十分の一くらいの規模だから人によっては期待外れかも知れない。でも知っていれば問題はなくて、ガイドブックなどで紹介されているお店は列が長かったけれど、そこそこの店構えを選んだここは、とてもおいしかった。
珍しい話ではないけれど、外国人観光客が多い。
上の写真は、佐世保バーガー(九十九島で)と、宿泊ホテルのマグロ解体ショー3点・・・盛り合わせは「マグロ赤身、ひらまさ、白エビ、のどぐろ、穴子」どれもおいしくて、最後の写真の大トロは、愛媛で水揚げされて運ばれた解体ショーのもので、とてもおいしかった。廉価なのにびっくり。たまたま「美〃寿司」オープンの日だったからか。
中日の晩、ふらっと入った居酒屋は歴史があるらしくて、次の日に市電の停留所案内で店の名前が紹介されていた。
飛行機を待つ長崎空港の食堂で皿うどんの出来栄えに違和感を持ったものの、他はホテルの食事も含めてとても美味しくてうれしかった。
恩師卒寿を祝う会 20250427
僕はここ最近、移動が多かった。
八丈島、金沢、長崎と。そして昨日は大学の恩師、鈴木先生の卒寿をお祝いする会で早稲田のリーガロイヤルホテルに出かけた。
90歳というイメージが塗り替えられるように先生はお元気で、海外公演が多いピアニストの奥様もエネルギーに満ち溢れていた。

40年を超えて先生の右腕だった方が、今回の記念品に作って渡してくれたのが写真のスケッチだ。
先生には目的を明かさずに、スケッチブックを借り受けて、この盾を製作依頼して配ってくれた。
先生が手を描いたスケッチは膨大らしいけれど、そのうち20枚くらいを選んだとのこと。
参加者は60名余りだったから、同じものは多くて3人らしい。
先生はこの参加賞に驚かれながらも、なぜ「手」のスケッチが多いのか話してくださった。
「脳が疲れたとき、頼れるのは手だと思う。」「だから、みな、手に感謝しなさい。」「困ったときや行きづまったときに助けてくれるのは手だよ。」
AIやITが俄然注目される今、幸福の時間を示唆してくださったのだと思った。
友人同期の石崎さんがスピーチと乾杯発声をしたのだけれど、思いがにじむから心温まる内容で、拍手喝采を受けていた。
閉会後は高田馬場で2次回を持って、近況を報告しあうことができた。本会を企画してくれた幹事さんに感謝すると同時に、このような会にできるかぎり出席したいと思う日だった。
長崎 20250425
GWは混むからその前にどこに出かけようか、と考えて長崎になった。その少し前に、47都道府県で訪ねたことのない場所を挙げた中に、長崎県があったし。
あとは佐賀・高知・岐阜・山形・・・(岐阜と山形はいかにも行ってそうなのに思い出せない)
ホテルを検索し始めて、「海が見える」ところを探すといずれも長崎市内からは遠かった。初めての長崎だから、グラバー邸などの代表格を外したくもなくて、検索を繰り返すうちに意外なところで「スタジアムシティホテル長崎」にたどり着いた。

夜に着いて、入ってみるとびっくり。サッカーの試合がある日ではないのに、眺める人を楽しませようと、プロジェクションマッピングのようなものまで。
長崎駅が2年くらい前に完成していて、このスタジアム施設(ホテルを含めた複合施設)はその後で、昨年の遅い時期らしい。
V.ファーレン長崎は現在のところJ2で7番手だから、僕の地元の町田ゼルビアの選手がかわいそうになる。
運営管理はジャパネットタカタで、コマーシャルに辟易としていたのを忘れてシンパシーを覚えた。
下の左3番目の写真は、スタジアムのはるか上方にあるジップラインで、一般客も楽しめるらしい。詳しくはHPに紹介がある。

客室も文句なしだった。エレベーターから遠かったので、「いつも遠いね」などと言っていたら、側面が解放なので窓がうれしい。
部屋を選ぶとき、スタジアム側とシティ側という選択ができるのだけれど、試合が無い日にスタジアムを見下ろしてもなあ・・・との思いからシティ側を選んでいた。どちらが良いか比較できないけれど、この眺めもうれしい。
食べ物と観光地は次回に記すとして、帰りの飛行機からの眺め。
往きは小さめなもので、通路を挟んで3席ずつだったけれど、復路は少し大きめなのか、2席・3席・2席だった。

左の写真は上空から見た長崎空港。
往きに着陸するとき、あまりに海面に近づいたので、まるで着陸でなくて着水かと思うようだった。
3日の旅程の最初は雨だったけれど、それはそれで情緒があるように感じられた。
二日目、三日目と空模様は晴にむかって、復路の空からはいろいろな雲のようすが見られて楽しい時間を過ごせた。
上の右から二番目の写真は船を撮ったもの。
航路の無かった時代の気分を少し想像したりして、その孤独感とまた逆に奮い立つ思いに静かにこころ騒ぐ。
のどぐろ好き 20250420
先日、金沢能美市のスイーツ店新築工事の配筋検査に出かけた。
往きの新幹線で昼前に駅弁を食べようと、東京駅で買い求めた。
いつもはなんとなく買うことが多くて後悔もあったから、出発前にネットで検索して「富山のますずし」に行き当たった。
妻の父方家系は富山だから、なつかしくておいしそうだと言う。
実際においしくて、出張の滑り出しは好調。
ただ、このますずしはおいしい日本酒とセットであるべきで、到着後にレンタカーの僕はかなわずにかなり残念。
検査を無事終了後、お腹も空いたし期待を込めて金沢駅に向かう。道程の過半は最初の写真のように牧歌的で、駅に近づくと片側3車線という感じ。距離25㎞ほど。
期待をしているのは地元回転すし店で、全国展開しているようだけれど大変評判がいい。(前日ネット調べ)
きっと行列が短いだろうと思って17時前に到着したのに、入店までに30分余りを要した。
前回出張では「炙りのどぐろ海鮮丼」を楽しんだものの、初めての観光で食べた「市場」での「のどぐろ握りずし」が忘れられずに、再会したいと思い続けてようやく。リベンジじゃないけれど。
結果としては、のどぐろは最初の体験からは遠かった。きっと、ネタの鮮度や、厚みが違うのだろう。でも、マグロと鱈はとてもおいしかった。海なし県のすし店がおいしいことも知っている前提で、ここでは店のすぐ先で水揚げされた、と感じられるように。
金沢駅玄関口でとても有名になっている「鼓門」の下では、結婚式のあとなのか、着飾った若者がいて華やかな気配があった。
ついでに右の写真は駅構内で見た、石川県出身の力士アピール。
次回行くときは、以前の観光のように富山湾を超えてアルプスを見たい。
震災からの復興が早く進みますように。祈
朝散歩など 20250416
先日に続いて日常メモを。
普段は朝8時ころに活動を始めるのだけれど、昨日と今日は6時に目が覚めたので朝の散歩に出てみた。
しばらく前に試してみて、頑張ったら膝に痛みを感じたので遠ざけていた階段コース。
数えてみると登りが350段ほどで建物なら20階、階段でない坂道も計算に入れれば30階弱だろうか。結構な高低差だ。
上の写真は家のそばから始めて、主に景色のよい尾根道で撮ったもの。最後の写真は40分歩いて最後の難所階段。笑
家に帰ってからスマホを見ると、一か月の日当たり平均歩数がちょうど5000歩だったので気持ちが良くて写真にした。
6000歩を目安にしているのだけれど、年度末の申告で余裕がなかったことと、雨の日はサボっていたので落ち込んでいる。
上の左写真はコースにある幼稚園。僕たちの長女・長男、それに長女の子供二人が通園した。僕のころは開園前後だったので他の園へ。
右は、僕も卒業した小学校「町田市立第五小学校」。僕の時代は木造校舎からスタートして、途中でこの建物に建て替えられた。木造のころは体育館もプールもなかったから、ぶち抜き教室で学芸会をやり、プールは校庭に設けた大きなビニールプールと近くの中学校にもらい水に行っていた。
僕、子供たち、孫たち、と3代にわたって同じ校歌を歌っているのが少し感慨深い。
最後は恒例の夕食作り。
左は白菜と春雨の炒めもの。右は海老と小松菜のクリームソースパスタ。炒めものはそれなりにおいしかったけれど、パスタは目見当で加えた鶏ガラスープが多すぎたのか、やや塩からかった。これも経験だ。
平凡な春 20250412
この春は桜が比較的早く咲いて、途中気温が下がったせいらしく長く見ごろが続いた。
孫の卒園式から小学校の入学式まで、途中に満開を迎えて咲き誇ったのは嬉しいことだった。
僕は取り立てて記す内容がない昨今だけれど、平凡な日々であっても少しメモに残したい。
写真左と中は、今日出かけた町田の公園「西園」。前にも記したけれど僕たちはここがとても気に入っている。
今日は孫の次男連れだったので、園内電気自動車に恥ずかしくなく乗せてもらえた。運転してくれる係のおじさんの案内が楽しい。
右は3月末に行った「町田さくら祭り」で、まだ7分咲きだった。

この写真は、上野の中華料理店「梅蘭」で食したやきそば。
中華街で入ったことがあったけれど、点心にしていたので食べたことがなかった。
つい、出先で知っている店に回ってしまう習慣を克服しようとして。
上は、時には夕食を作らねば・・・という思いと、野菜を刻むことが意外と好きなので作った夕食。内容は妻の半分以下なのに時間は倍以上かかる。でもそれは、気分転換でもあるから良いのだ。
左から順番に、カルボナーラ・ほうれん草キーマカレー・里芋とめざし。どれも熱いうちに食べたいので、なかなか見栄えまで気持ちが回らないのが残念だけれど、まあこんなものか。
数日前、どうせカレーを作るのならたくさんでも同じだと、長女家族に届けた。バーモントカレーをそのままに。
「おいしい」と好評なのが少し複雑な気分だ。
バラ肉と肩切り落としの分量バランスが絶妙だということにしよう。
ゴルフ 20250406
3月末に高校同級生の集まりに参加したことは記したばかりだ。そこで少しだけゴルフの話題があって、「荒美もするの?」と聞かれた。
僕は30代のころに出かけていたけれど、聞いてくれたグループは時にパープレイを狙うほどだと聞いていたので固辞した。
そもそも、ゴルフを大切にしている人には言えないけれど、僕は温泉宿卓球の延長の、あるいはボーリングのようなものととらえているところがある。
なぜなら、ラウンドデビューがいきなりだったから。新橋に呼び出されてシューズとグローブを買わされて、連れていかれたのが最初だったという特殊事情。
僕が何もできないことを前提のラウンドだったから、臆する必要はなかった。(しかも左利きなのに右打ちだし・・・)
それでも、コースを廻ってスコアを見てみると、反省はしないものの、改善の希望は芽生えた。
何度ラウンドしただろう。30年前なので最早記憶を辿れないけれど、両手前後だろうかと思う。それでも、多少の向上心は芽生えたから、ゴルフ雑誌を買う時期もあった。その時の記事の記憶は鮮明で、どうして核心に触れないのだろう・・と思っていた。(ああ、ニック ファルドが背中で打てと言っていた)
それが未消化のまま、ここ最近の僕は寝床のまどろみの中で、理想のインパクトを追及している。・・大笑
先週金曜日に、中学時代の友人4名で酌み交わした。(ここでは当然のように、中学時代のあだな:「あんこ」で統一される)
そこでもゴルフの話題が出て、僕が30年前に道具を処分したことを前提に誘ってくれた。聞いてみると、達人と初心者が混ざるおおらかなもので、それなら、とちょっとその気になった。
30年振りの初心者を受け入れてくれるかは次の段階として、寝床のイメージトレーニングを試してみたい気持ちが出てきている。
どうしたものか。まあまずはメンバーに相談するか。
寝床での妄想は、ドライバーヘッドの軌跡と加速を3Dでイメージするもので、(そこには飛距離やスコアの欲望は存在していない)そうした意味で、ほぼ完成している。笑
僕が知りたいのは、そのイメージがどれだけポンコツなのかということ。ある意味冷静にわかっているつもりなので、検証したい。
まあ、そんなレベルだから、アスリートには近寄れない。温泉射的レベルがスポーツライフルに顔を出せないように。
その点、中学時代の友人は兄弟感覚だし貸し借りもある。一人は体育時間の走高跳で背面飛びを試み、マット外に落ちて鎖骨を折ったのだけれど、僕はその音を覚えていて、直後の修学旅行期間を通じて荷物を持った。だから多少のわがままは聞き入れられるのだ。
そうだ、同伴者に笑ってもらえるのなら、広いところを右往左往してみたい。
行き帰り手段次第だけれど、中休みと終了風呂後のビール!!
花見の会夕食参加 20250329
昨日、10人規模の高校同級生有志の会に参加した。
新宿御苑で桜見散歩をして、新宿駅そばで一杯飲もうという趣旨の会。連続21回目と聞いて驚く。僕は仕事連絡を待つ必要があったので桜見は参加できなかったけれど、強力な晴男か晴女がいたのかみなさん満喫したようだった。(きっと昨日の午後が東京近辺での花見ベストコンディションだったと推察されるから)
参加者の高校時代の顔はよく覚えているものの、その後は同窓会などで見かけるだけの人が多くて多少ためらいはあったけれど、楽しい会話ができてとても楽しむことができた。(声をかけてくれた小室に感謝)
みな太りもせずに老けもせずに、顔だけで名前が出てきた。
初めの会の終わりが19:30だったから、およそ半数が2次会に向かって、その流れでゴールデン街に移動した。(詳しい人が3~4人居たから)そこでもアットホームな時間を過ごせた。
驚いたのは、ゴールデン街を歩いてすれ違う人のおよそ9割が外国人だったことと、外にあって鍵付きの共有トイレが大変にきれいだったらしいこと。これは安心だ。ゴールデン街と聞いて慌てて前の店でトイレに行った自分の意識とのギャップが大きい。
とても楽しかったので、これを成功体験として人に会うことに積極的になりたいと思うようになった。
クジラを待つ時間 20250312

八丈島への飛行機は、ANAの場合一日3便で、早朝・午後一番・日暮れ前とのこと。
一日を有効に使おうと、7:30発に乗ることになって、自宅最寄り駅で5:02の始発に乗った。
現地では打ち合わせのあいまに昼休みがあって、仲間がカフェを検索して行ってみたのがこの写真。外観とは違うかあるいはその通りか、中に入ると爽快感があって、何より少し前に沖合でクジラが見られたと店の人が言う。
打ち合わせを兼ねたカフェだったはずが、みな、沖に目を凝らして数時間。
潮を噴き上げる様子から、2頭がいるねと判断でき、あとはジャンプを待つばかり。
しかしそれはかなわずに、見られたのは海面で戯れる大きな水しぶきとクジラの腹らしい白色のボリューム。(と言っても遠いから小さいけれど)その後、店の人が倍率の高い双眼鏡を手渡してくれて尾びれが海面を叩く様子を見ることができた。

出発前にネットで気温や天気、おいしいものなどを検索すると「島寿司」が紹介されていた。
漁師が沖に持って行く際、保存状態を気にかけて「づけ」にしたという握りずし。
わさびの代わりにからしを使うのが特徴らしくて、同行の3人とも大変気に入った。新鮮なのに濃厚。!!
それとは別に僕はくさやを楽しみにしていたけれど、他の二人は聞こえないふり。単独で動くのもどうか・・・なのであきらめた。

島一周は車で1時間半ほどらしくて敢行した。
その途中で撮ったのが左の写真で、八丈島そばの「八丈小島」。まるで子供の絵のよう。
本島の半分を占める「八丈富士」は標高800メートル余りで、中腹より少し上に牛の牧場がある。とても穏やかな気配で、ここでなら牛になりたい。笑
宿は朝食付きでこのオフシーズンなら1万円台半ば。快適な民宿もあるらしくてそれはオンシーズンでも1万円を割り込むそう。
行く前に星空への期待から天気を気にしていて、直前になって晴予報だったから大いに期待したけれど、まったく叶わず。
ならば帰りの飛行機で雲の上からと思ったのに、雲の上は明るいのだった。悲
島内で見かける車は、商用車や建設関係以外は9割以上軽自動車(品川ナンバー)で、小ぶりの島だから車で威張ることがないのだなあ、と思った。そもそもほとんどの道が制限速度40㎞だし。
八丈島出張 20250307

八丈島に出張することになった。リゾートホテルに付帯する設備にコンテナが使われるため、アドバイザーとして参加を求められたのだ。
小笠原と言えば、以前、日本でも有数の星空観察地点として青ヶ島が紹介されているのを読んで、いつか行きたいと思っていた。八丈島は、その青ヶ島の少し手前で、羽田から飛行機で1時間らしい。目的地は市街地から離れているから、町灯りは少ないと期待できる。あとは宿泊地と天気。
八丈島は地図を見ると直線距離で金沢より少し遠く、大阪より少し手前に見えた。父島まで船で24時間と聞いているから小笠原諸島は遠いイメージだけれど、やっぱり東京都だ。笑
父島に以前住宅の計画があったけれど、建て主に運よく、僕には運悪く絶好の中古別荘が見つかったので途中で中止したことがある。(紳士的な建て主で経過分の設計費用を清算してくれた。)
今回、それとは別のホテル計画が軌道に乗り始めたらしい。その計画は数年前から設計者が決まっているから僕の出番は少しだし、現地まで赴く可能性は低いと思われる。
それでも、ホテルが完成に近づいたら行ってみたい。1日かけて船で渡り、3日後の船でまた一日かけるからまあ1週間だ。(^^;)
そんな気持ちでグーグルマップで父島を検索したら面白いことに気づいた。有名かも知れないけれど。
父島も母島も群島らしくて、少し小さめの島を従えている。
その名称が、兄島・弟島・姉島・妹島・姪島、なのだ。
しかも、母島には「母島の4本岩」という標記が見える。
「十五少年漂流記」か「宝島」か、わくわくさせられる。
牛スジ煮込みフォー 29250304
先日、井の頭線と小田急線を下北沢で乗り換えることがあって、昼時だったから、久しぶりに「眠亭」で真っ赤なチャーシューのチャーハンを食べようと思った。
店まで行ってみると、行列というより7~8人のおっさんが空席を待っているようすだったのであきらめた。眠亭は根強い人気。
そこで足を向けたのは、数年前に井の頭線の高架下に開発された飲食店街。
コンテナのパーツを組み込んで時代受けを狙ったようすで、設計ではないものの、初期のアドバイザーに加わったから親しみがあるのだ。(ついでに言うと、井の頭線改札そばのセブンイレブンは僕が設計を担当して、とても小さいけれど駅舎の構造が入り組んでいて苦労させられた思い出がある)

いつか食べてみようと思っていたベトナム料理店に入って、ひとつだけ空いていた二人掛けの席について頼んだのは、「牛スジ煮込みのフォーと生春巻きのセット」
はじめは、おいしいけれどあまりパンチはないなあ、という感想だったけれど食べ進むにつれて愛着が湧いてきて、ついに飲み干してしまった。(普段は努めて控えているのに)
和食の「出汁」にしばらく前から注目があって、僕もそれを誇りに感じたりしている。しかしながら、コクとか旨味という点では日本の専売特許ではないのだろうと実感した。
帰りにレジの前に立つと、厨房の奥に日本人店長らしき人がいてにこやかに声をかけてくれた。
もっと近くにいた、ベトナム人と想像するコックさんは黙々と鍋に向き合っていたけれど、一瞬こちらを見て目が合ったので「すごく美味しい」と大げさに言うと、とても嬉しそうな顔をしたのでこちらも幸福になった。
下北沢駅の改札すぐそばで(渋谷寄り)台湾料理の焼き小籠包の店など、単品で注文できる店もあるからいろいろ楽しめる。
確か「みかん」というスペースだったような。
ふたつ嬉しかったこと 20250228
今日、ふたつの嬉しい出来事があった。
ひとつは、初夏に着工した「仮 黒江様三鷹邸新築工事」のお引渡し検査で喜んでもらえたこと。
もうひとつは後ほど。
黒江様とは、実は中学高校時代の同級生である「黒ちゃん」のことだ。
工事名に三鷹邸とにあえて付記したのは、10年前に隣駅の武蔵境に一軒が建築完工済みだったから。
つまり、10年後の今、お孫さんを含めた家族構成などからもう一軒建てようとなったそうで、また指名してくれたのだ。
その理由は僕が引き合わせた建設会社を高く評価したことが第一で、彼は義理堅いからセットとして僕の指名もあったのだろうか。
その後、楽しい意見交換を経て着工して、今日のように幸福感を共有できることはとてもありがたいことだ。
黒ちゃんは、僕が何年も前に記した中学時代の実力テストで学年4番だったらしい。(270名中)少し悔しそうに。
中学時代はクラスも近くなかったから親しくはなかったけれど、彼はサッカー部で、僕はグラウンドで見た強烈なミドルシュート2本の残像が頭にある。高校では野球部でキャプテン・キャッチャーを務め、慶応大学ではボート部で活躍したらしい。
僕の通った高校は、都立高校としてはみな優秀だったけれどその典型だった。
嬉しい出来事ふたつめ。
今日、完了検査の合間に黒ちゃんと雑談していたら、この雑感をしばしば開いてくれていると聞いたこと。しばらく前に記したことも話してくれたから、気にかけてくれているのだろうと思う。
僕は、この雑感を開いてくれるのは妻と長女、それに亡くなってしまった義母かと思っていたので、親族以外で「読んだよ」と聞かされるとは。嬉しい。
金沢出張 20250226
昨日、金沢に打ち合わせに出かけたのだけれど、日帰りになった。
少しも無理なく日帰りなので、ちょっと感心した。
東京駅から「かがやき」なら2時間半、軽井沢から金沢まで各駅に停まる「はくたか」でも3時間だから、当地に5時間とどまってもどこも急がなくてよい。
何年か前に大阪出張が続いた時、当然のように日帰りだったし、その後尼崎に通ったときも日帰りだった。だから、金沢は先入観をなくせば大阪と同じ距離なのだ、と思う。
観光で訪ねた時を除いて金沢に宿泊した記憶がないから、前回、前々回も日帰りだったはずだけれど、久しぶりだったので一泊するものだと思い込んでいた。

左の写真は金沢駅そばで食べた「炙りのどぐろ美食丼」、おいしい。笑
観光で妻とのどぐろの握りずしを食べて感激したことがあった。今回の出張で送迎してくれた、毎年金沢の4尺玉花火を家族で見に来ている仕事仲間によれば、のどぐろの握りずしは珍しいとのことだから、もう一度食べられるとは思っていなかった。
真紅の巨大フォードで駅に送ってもらって、さてどうしようか。
土地勘はないし、新幹線に乗るには余裕も残したいから観光案内所に相談した。フレンドリーな窓口の方が教えてくれた店に行った。期待したよりのどぐろが小さいと思ったけれど、おいしいから文句は言うまい。
以前、インターネット記事でスイス人の北陸旅行印象を読んだ。そこには、「雪を抱いた美しい山並みについて、スイスほど恵まれた国はないとして、海(富山湾)の向こうに市街地があって、その先にそびえる日本アルプスには圧倒された」とあった。
僕も、富山から見返したときに感激した記憶がある。
今度はまた人気のある市場街でのどぐろ握りずしを食べたい。夏ごろかな。
AI社会 20250209
あまりピンときていないけれど、AIが使いやすくなることで社会や仕事のあり方が激変するらしい。
僕は、触れたことも無い現状のまま、密かに期待している。
多くの職種がAIに取って代わられると指摘されていて、建築設計ももちろん例外ではないというか、むしろ筆頭かも知れない。
だから不安はあるけれど、それよりは読むに堪えない建築基準法を代わりに解釈してくれるのならこんなにありがたいことはないと思うのだ。
建築士には大雑把に言って二通りの人種がいて、ひとつは建築計画(デザイン)がしたいひと、そしてもう一つは独占的専門家でありたいひと。
若い時、上司建築士に「建築士は男芸者みたいなもの」ということを言われてどうかと思った。それはあまり一般的な見解ではないし、そもそも芸者さんに失礼かと感じながら、建て主のご機嫌を取る必要がある、という意味だと解釈した。
AIもどんどん進歩して、相手の感情を読み取れるようになっていくのだろう。
でも、と僕は思う。
「生身」は活力の源泉ではないのか。と。たとえば落語は情報なのか。「メメント モリ」 ご機嫌取りではない、有限時間の共有こそが醍醐味なのだ。
ああ、早く確認申請がなくなりますように。祈。
夢見 20250206
しばらく前にブックオフに行ったとき、いつも知っている作家を探ちがちだから、たまにはチャレンジをしようと思った。

結果的には、西加奈子さんも何冊目かだし、自分では意外なことに横山秀夫さんもそれなりの数を読んでいた。
刑事もの・警察もの・企業ものに興味が薄いと思っていたのに。
ベッドにもぐりこんで本を読む時間は楽しみなものだけれど、この「第三の時効」という短編はあちこちでつっかかるので眠気が増すばかりで一向に進まなくて、他の2冊は手つかずだ。
まあ、それは仕方がないとして、困るのは夢が妙な切迫感を伴うことだ。時間だったり、場所だったり、対人関係だったりと、普段は経験しない妙に現実感のある夢が続くのだ。もう寝る前に読むのをやめようか。
ただ、とても精緻な進行と静かな語り口は魅力があって、何度か他の本に手を伸ばしたけれど結局開いている。
思い返せば、「ノースライト」「半落ち」「クライマーズハイ」などを楽しく読んだのだった。それにしても夢見がなあ。笑
マダガスカル 20250131
高校の同級生4人で時々集まることがあって、(もともと町田近辺居住という縁だけれど、今は少し変化した)前回からしばらく間があいたので、呼びかけようと思った。
何かの折に、その4人以外で船橋に居る「前田君にも会いたいね」という話があったので先に都合を尋ねてみた。

すると、「参加したいのはやまやまだけど、3月末までマダガスカルに出張なんだ」
とのこと。
左写真は前田君が送ってくれたもの。
ナイロビや東南アジアで都市計画のアドバイスや指導をしていたのは聞いていたけれど、今度はマダガスカル共和国か。
詳しいことは帰国時の会で聞くとして、率直にうらやましい。
本人は「長旅はこたえるので、この後は減らしたい」というけれど、少年サッカーの指導ばかりか本人も地域公式戦に出場する現役サッカー選手なのでまだまだ活躍しそうだ。

地球儀を見ると、かろうじて日本とマダガスカルを同時に見ることができる。写真では、右上端の薄緑色が日本で、左下端の島がマダガスカル。
ほぼ地球の裏側じゃないかと検索してみたら、直線距離は11345㎞とのこと。
地球の周長は4万㎞だから、真裏ではないのだな。
(真裏を調べると、ブエノスアイレスの西南遠くらしい)
バオバブはあるの?と聞いたら、首都にいるので見ようと思ったら車で数時間かかりそう、とのこと。「バオバブならセネガルで見たよ」とも。
活躍の話をじっくり聞きたい。
自省の記録 20250131
たまたま、インターネットでタレントの小島よしおさんが投資で大成功している、という記事を目にした。インタビュアーを忘れたけれど、著名な人だった。
結果的に投資詐欺に違いないと思うけれど、一瞬気持ちが動いたので、その時の心情が忘れられない。
その記事は別の機会に別の人々のインタビューとして再現されていたので、詐欺は間違いないだろう。
まさか自分が・・・という話は多くの被害者に共通するもので、僕もそうした話を聞くたびに、「騙されやすい人っているんだな」くらいに思っていた。
今回のことでは、行動に移す前に関連情報を検索して警告メッセージを複数見つけたので、危うい点はなかったけれど、心動いたことは忘れられない。
トランプ米大統領が、巧妙なフェイクでネットに現れて何かを宣言したときに、どんな方法で検証するのだろう。
フジテレビは今回の騒動を奇貨に、30台40台にリーダーを刷新して蘇ってほしい。自分で言うのもどうかだけれど、昭和生まれはおとなしくしていれば良いのだ。まあ、でも難しいか。週刊文春の行動を見ても、僕は世の中のことを知らなさすぎるらしいし。
それでも、一攫千金はもういいとして、鵜呑みにしないように自衛したい。